スキューバのタンクバルブに違いがあります。
我々日本人が通常使ってるのはKバルブ(ヨーク(Yoke)式)。一方、DINバルブというのがありまして主にヨーロッパで用いられています。
DINとは、ドイツ標準化協会(Deutsches Institut für Normung)のこと。と言われても、で、何が違うん?
ざっくり違いを言うと、
DINバルブ→接続部がねじ込みタイプ
Kバルブ(ヨーク(Yoke)式)→接続部がOリングタイプ
こんなの普段気にしたことないよねー。
特にヨーロッパ系の通販サイトだと、先方がついうっかりDIN式レギュを梱包しちゃった…のリスクが増えるかも。
レギュをヨーロッパ系で買うのはちょっと勇気がいるかもしれませんね。
ちなみに今回自分が利用したLeisureProはアメリカのお店。あ、アメリカも我々と同じヨーク(Yoke)式です。
以下はLeisureProのなかから同じデザインのレギュでYOKEとDINタイプがあったのでキャプチャして紹介します。
しかし、LeisureProのレギュレーターコーナーには、やっぱりDINも混ざってるんですねー。
DINはやはり特別なのか、DINと記載してありますね。逆に何も書いてないのはYOKEとみなして良さそう…
日本人にとってOリングのおなじみタイプ。
ねじ込むタイプのDIN式。こうやってみると馴染みの無い形ですね~
しかしちょっとここで、LeisureProのトリッキーな一例を紹介。
下のレギュも同じタイプのヨークとDINの両方が掲載されてしました。しかし、写真を見ると…アレ?DINと書いてあるのに、写真のファーストステージはyokeじゃん。
写真が無かったのか、間違って載せたのか定かではありませんが、こういう例もあるということで・・・
でもこれさー、このレギュが目当てで先にDINの方に行き着いたら「あった!」と買っちゃうよね。DINが何を意味するか知らなかったらDINというたった3文字なんてスルーで。しかも写真が見慣れたYOKE式だし。
前のSプロのDINは分かりやすかったけど、ちょっとこれはヤメて欲しい案件だ。
こちらは正真正銘ファーストステージがヨーク式。おなじみタイプ。
DINて書いているのに、あれれ、写真がヨーク式ぽくない?これは一体…どっち??
聞くところによると、DIN式をヨーク式にするタンクのアダプターというのがあって、普通のダイビングサービスにおいてあるらしい。とりあえず対応は可能っぽいんですが(本当?)、ここはあえてDINを選ぶ必要はあるまい。
(追記)---------------ここから
LeisureProで変換アダプターを検索したら売ってましたので参考まで。
こんなヤツです。
DINタイプのレギュに変換アダプターもセットになった商品。
こんなのもあるんですねー。バルブ一知識がグローバル化されたわw
(追記)---------------ここまで
というか、ちゃんと分かってて故意にDINを選ぶ分には全く問題ないのです。
悲惨なのはまさかレギュレータにこんな違いがあるなんて夢にも思わず、届いた商品を荷解きした瞬間 ... ゚(∀) ゚ エッ? っていうケース。(もしくは、セッティングのその瞬間まで気づかなかったりして!)
海外通販するときは、隣について「アッそれはDINだから違うよ」と指摘してくれる人がいません。
実店舗なら間違ってDINを買うことなんて無いですし、間違って渡されても文句が言えるわけです。
しかし通販は知らないでやっちゃったことは自己責任。
せっかく安く器材が買えるのだから、みんなポカ無く買えたらいーなーと思い僭越ながらこの件をうpしときました。